観光資源をアピールする簡体中文訳、多数にわたる実績
印刷周辺機器(丁合機)、金属加工機、製麺の製造や、陶芸、街全体をアピールする
資料、温泉などの観光施設も実績の中心になっていますが、今後、産業分野及び、
より掘り下げた日本文化の紹介案件にチャレンジしたいと思います。
観光パンフレット
市町村発行パンフレット 日本語 ⇒簡体字
鬼北町、陶街道の街(砥部)、温泉施設の紹介など(多言語発行の一環)
中国出身来邦客向けのモニタリング調査含めての翻訳案件。同調査に基づいて原文ができ上がりましたが、同じ中文でも調査から関わったことで、ピンと響く簡体中文を生み出すことができました。デザイナーの力も大きく加わり、大変使いやすく分かりやすいパンフレットができたと思います。和文の「先回り性」と簡体中文から求められる「即物スタイル」とのバランスは中文訳の課題とつくづく感じます。
技術
取り扱い説明書 日本語 ⇒簡体字
丁合機(印刷機械周辺機器)の取り扱い説明書
一台で多数の操作、動作(作動)の名前と、ボタンが出てくるので一貫した統一は求められていましたが、原文で書ききれない内容の訳文追加が必要でした。産業翻訳として「行間までの再現」を求められた、類い稀な案件でした。幸い、中文訳の前に同じ機種の細かい英文訳を完成させることができ、スムーズに作業が完了しました。エンジニアと直接話し合うと翻訳会社は「儲からない」と思われがちですが、機械翻訳から距離を取り続けた弊社の「職人集団」としては品質を上げる絶好のチャンスと捉えております。産業翻訳にしては気がきく訳文ができたように思います。(英文との整合性もとれました)
出版・広報・レポート
CSRレポート 日本語 ⇒簡体字
金属加工機械メーカーの CSRレポート
社会及び環境に対する企業のスタンスが中心内容となりますが、機械の機種名やレーザー加工など技術面の概要説明も含まれます。読者の飽きがこないように、インパクトと格調の高さとのバランスを図ることが重要視されます。10年近く経った現在、この方針を貫きつつ、用語統一にも最善の注意を払っています。産業翻訳案件としては顧客満足度と作業の難易度の両面において「熟成型」案件と位置付けていますが、紹介される技術進歩が止まらないので、注意を怠ることができません。